アミノ酸

【非必須アミノ酸10種類】疲れ回復に効果的な旨味成分アスパラギン酸とは

アスパラギン酸とは

俺のメシハック!!!@ケンタだ!

読んでいるキミは、筋肉をつくるアミノ酸のことを知ってるか?

アミノ酸は体をつくる大切な素材。

それを知らないと筋肉やカラダをうまくつくり損ねているかもしれないぞ!

そこで今回は、疲れ回復に効果的な旨味成分アスパラギン酸について教えていくぞ!

記事のまとめ

  • アミノ酸は体つくりに必須
  • 疲労回復効果
  • アンモニア解毒尿排出促進効果

疲れ回復に効果的な旨味成分アスパラギン酸(Asp)とは

アスパラギン酸(Asp)とは

アスパラギン酸の構造式
図1. アスパラギン酸の構造式

アスパラギン酸(Asp)とは、体内でつくることができる非必須アミノ酸のひとつで、アスパラガスに多く含まれるアミノ酸!

 

アスパラギン酸は、中枢神経ではたらく新駅伝達物質でもあり、脳組織や脊髄にあるんだ。

昆布などに含まれる旨味成分でもある!

アスパラギン酸の効果

アスパラギン酸の主な働きは以下の通りだ。

【アスパラギン酸の主な働き】

  • 疲労回復効果
  • アンモニア解毒尿排出促進効果
  • 体調調整効果
  • スキンケア効果
アスパラギン酸の効果
図2. アスパラギン酸の主な効果

疲労回復効果

アスパラギンは体の中でエネルギーを生み出してくれるクエン酸回路にはたらきかけて、疲れのもととなっている乳酸の分解をはやめ、エネルギー代謝を促進させてくれる!

クエン酸回路は、体内のミトコンドリアという場所で疲労物質をエネルギーに変換してくれる回路で、これがうまく回らないと乳酸がたまって疲労につながってしまうんだ。

筋肉疲労の原因となっていまう乳酸が大量に蓄積されてしまうと、体の冷えや頭痛を引き起こすから、しっかりとクエン酸回路を回してあげることが大切。

体内でクエン酸回路を効率的に回すには、カリウムやマグネシウムといったミネラルが必須だから、アスパラギン酸はカリウムやマグネシウムを細胞に取り込みやすくしてくれる!

このようにアスパラギン酸がクエン酸回路にはたらきかけることで、乳酸生成を抑えて疲労回復に努めてくれるんだ。

さらに、アスパラギン酸は筋肉を動かすグリコーゲンの生成も促してくれる。

筋肉や肝臓にたくわえられグリコーゲンが不足してしまうと長時間の運動ができなくなってしまうから、アスパラギン酸は運動のときに持久力を高めてくれると言えるんだ!

アンモニア解毒尿排出促進効果

アスパラギン酸は、尿合成を高めてくれる効果を持っているんだ。

体内でアスパラギン酸とアンモニアが結合することでアスパラギンになって、アンモニアを安全な状態で体内で貯蔵してくれる。

このおかげで、有害物質であるアンモニアが体内で悪影響を与えないようにするはたらきを持っているんだ。

タンパク質の分解で発生してしまうアンモニアは、神経伝達物質のはたらきを邪魔したり、クエン酸回路が行われるミトコンドリアのはたらきも邪魔するんだ。

だからアンモニアの量が体内で増えすぎてしまうと、疲労や老化、免疫力低下につながってしまう

アスパラギン酸は、そんなアンモニアを調整し、体外へ排出する効果を持っている!

体調調整効果

アスパラギン酸は、人間の体液バランスを調整してくれる!

人の体は約50%~70%が水分でできている。

さらに水分量のうち、2/3が細胞内液、1/3が細胞外液となって、両者のバランスによって体調が変化している。

人は、日常でストレスがたまったり、病気になると細胞内のビタミンやミネラルを消費してしまうから退役バランスが崩れてしまって体調不良になる。

アスパラギン酸は不足してしまったカリウムやマグネシウムを細胞内に運んで、体液バランスを整えてくれる効果があるから、代謝も良くなってエネルギー生産効率を高めてくれる!

スキンケア効果

アスパラギン酸には、肌の新陳代謝を促進させ、保湿してくれる効果がある!

人の肌は日々生まれ変わりを繰り返していて、健康な状態を維持しているんだ。

アスパラギン酸は角質の水分を保持、肌に潤いを与えている!

実は、アスパラギン酸は保湿剤や肌荒れ防止、皮膚コンディショニング剤にも使われている。

疲れ回復に効果的な旨味成分アスパラギン酸を取り入れるための食べ物

ここまでの説明で体内環境維持にはアスパラギン酸がとても重要なことがわかっていただけたであろう。

では、次からはどうすれば体に大切なアスパラギン酸が取り入れられるのか、そのアスパラギン酸の取り入れ方を教えていくぞ!

【アスパラギンを取り入れるための食べ物】

  • アスパラガス
  • 牛肉、鶏肉、豚肉
  • 大豆
  • 昆布

このようにアスパラギン酸は、肉類や昆布といった普段の食材に多く含まれている!

アスパラギン酸の過剰症や欠乏症

アスパラギン酸は、欠乏してしまうとエネルギーを生み出しにくくなるから疲れやすくなってしまうんだ。

さらに、アスパラギン酸のはたらきでもあるアンモニア排出が止まってしまうと血中アンモニア濃度が高まってしまって、肝性脳症などのリスクも大きくなる!

アスパラギン酸はタンパク質の代謝に欠かせない成分だから、摂取するとすぐに代謝活動で消費されると考えられている。

一方、過剰摂取は副作用が確認されていないから多少取りすぎても問題ない。

まとめ

今回は、疲れ回復に効果的な旨味成分アスパラギン酸について教えてきた!

記事のまとめ

  • アミノ酸は体つくりに必須
  • 持久力向上効果
  • 尿排出促進効果

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