アミノ酸

【必須アミノ酸9種】肌に効果的で神経伝達物質をも司るフェニルアラニンとは

フェニルアラニンとは

俺のメシハック!!!@ケンタだ!

読んでいるキミは、筋肉をつくるアミノ酸のことを知ってるか?

アミノ酸は体をつくる大切な素材。

それを知らないと筋肉をうまくつくり損ねているかもしれないぞ!

そこで今回は、神経伝達物質としてはたらくとても大切なアミノ酸のひとつ、フェニルアラニンについて教えていくぞ!

<記事のまとめ>

  • アミノ酸は体つくりに必須
  • フェニルアラニンは神経伝達物質としてはたらく
  • 鎮痛効果もフェニルアラニンは持っている

肌に効果的で神経伝達物質を司るアミノ酸、フェニルアラニン(Phe)とは

フェニルアラニン(Phe)とは

フェニルアラニン(Phe)とは、体内でつくることができない必須アミノ酸のひとつで、体内で作られていくタンパク質に必要不可欠なアミノ酸だ。

バリンイソロイシンなどこの必須アミノ酸に部類される。

 

フェニルアラニンは、肝臓でチロシンを経由して、脳内神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリン、黒色色素のメラニンの材料となるんだ。

ドーパミンとノルアドレナリンは、刺激伝達に役立っていて、精神を高揚させ、活力を生み出す作用に加え、血圧を上昇させる作用があるんだ!

フェニルアラニンの構造式
図1. フェニルアラニンの構造式

フェニルアラニンの効果

フェニルアラニンの効果
図2. フェニルアラニンの主な効果

フェニルアラニンの主な働きは以下の通りだ。

【フェニルアラニンの主な働き】

  • 脳機能向上効果
  • 鎮痛効果
  • 肌に炎症をもつ皮膚患者への効果

脳機能向上効果

ロイシンなどは主に肝機能向上効果を持っているが、フェニルアラニンは違う。

フェニルアラニンには、脳と神経細胞のあいだで信号を伝える役割を担う神経伝達物質となる必須アミノ酸。

体内でドーパミンとノルアドレナリンに転換され、神経伝達物質としてはたらく。

気分の落ち込みや無気力を緩和し、精神を高揚させる効果をもつので、うつ症状の緩和にも効果があるとされている!

また記憶力の向上効果もあるとされているんだ。

鎮痛効果

フェニルアラニンには、痛みを抑制する効果をもっている。

人工的につくられたDL-フェニルアラニンは、鎮静剤として医療現場で使用されいるんだ。

そのため以下のような慢性的な痛みを軽減

  • 外傷
  • 骨関節炎
  • 慢性関節リウマチ
  • 腰痛
  • 片頭痛
  • 神経痛
  • 筋肉の痙攣
  • 手術後の痛み

脳内でモルヒネのようにはたらくエンドルフィンの生産と活性を正常なレベルにまで高めて痛みを抑制する効果をもち、習慣性や毒性がないので、長期間使用しても効果が下がることはない。

だから、フェニルアラニンは繰り返し使うとより効果的に痛みを軽減できるという素晴らしい特徴を持っているんだ!

肌に炎症をもつ皮膚患者への効果

フェニルアラニンは、白斑の治療に以下の2つが有効とされている。

  1. フェニルアラニンの口からの摂取と紫外線照射
  2. フェニルアラニンの外用と紫外線照射

肌に効果的で神経伝達物質を司るフェニルアラニンを取り入れるための食べ物

ここまでの説明で体内環境維持にはフェニルアラニンがとても重要なことがわかっていただけたであろう。

では、次からはどうすれば体に大切なフェニルアラニンが取り入れられるのか、そのフェニルアラニンの取り入れ方を教えていくぞ!

【フェニルアラニンを取り入れるための食べ物】

  • 牛レバー:1,100mg / 100g
  • クロマグロ:970mg / 100g
  • 鶏むね肉:930mg / 100g

このようにフェニルアラニンは、牛やクロマグロなどから取り入れられる!

フェニルアラニンの過剰症

フェニルアラニンは必須アミノ酸だから食品から取らないといけないが、一般的に安全性が高い物質とされていて、取りすぎても問題と考えられている。

しかし、フェニルアラニンには血圧上昇効果があるから、過剰摂取は高血圧による心臓病のリスクを高めてしまう恐れがある。

特に妊娠中・授乳中の女性、皮膚がん、フェニルケトン尿症の人には適していないので摂取が制限されているんだ。

まとめ

今回は、神経伝達物質としてはたらくとても大切なアミノ酸のひとつ、フェニルアラニンについて教えてきた!

<記事のまとめ>

  • アミノ酸は体つくりに必須
  • フェニルアラニンは神経伝達物質としてはたらく
  • 鎮痛効果もフェニルアラニンは持っている

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