アミノ酸

【必須アミノ酸9種】肝臓強化で効果を発揮するメチオニンとは

メチオニンとは

俺のメシハック!!!@ケンタだ!

読んでいるキミは、筋肉をつくるアミノ酸のことを知ってるか?

アミノ酸は体をつくる大切な素材。

これらを知らないと筋肉をうまくつくり損ねているかもしれないぞ!

そこで今回は、体内の肝臓強化で絶大な効果を発揮する大切なアミノ酸のひとつ、メチオニンについて教えていくぞ!

<記事のまとめ>

  • アミノ酸は体つくりに必須
  • メチオニンは肝機能向上に効果的
  • だが、メチオニンの過剰摂取は要注意

肝臓強化で効果を発揮するアミノ酸、メチオニン(Met)とは

メチオニン(Met)とは

メチオニンとは、体内でつくることができない必須アミノ酸のひとつ。

バリンイソロイシンなどこの必須アミノ酸に部類される。

 

メチオニンは、硫黄を含んだアミノ酸になる。

このメチオニンは、肝機能を向上させたり、アレルギーの原因となっているヒスタミンを抑制する効果があるんだ。

 

だから、筋肉をつくる前に体内調整するにはとっても重要なんだ!

メチオニンの構造式
図1. メチオニンの構造式

含硫アミノ酸のメチオニン

メチオニンは、とても珍しい構造をしていて、アミノ酸内に硫黄(S)が含まれているんだ。

含硫アミノ酸は、必須アミノ酸の中ではメチオニンシスチンの2つしかない。

含硫アミノ酸は、その珍しさから食材に豊富に含まれているわけではないので、不足する場合が多いから進んで取り込まないといけない。

メチオニンの効果

メチオニンの効果
図2. メチオニンの主な効果

メチオニンの主な働きは以下の通りだ。

【メチオニンの主な働き】

  • 肝機能の向上
  • ヒスタミンの血中濃度を抑制
  • うつ病の改善効果

肝機能の向上

肝臓は次の機能を持ち合わせているんだ。

  • 消化器官で取り入れた栄養素を全身に送る代謝活動
  • アルコールや薬、細胞から集めた老廃物などの有害なものの分解
  • グリコーゲンの代謝・貯蓄
ヒトの肝臓
図3.ヒトの肝臓

ヒトは、エネルギーを大量に作っては、大量に消費を繰り返しているので、肝臓にはかなりの負担がかかっているんだ。

だから、肝臓が疲れて代謝が鈍ると、肝機能が下がってしまって、全身の疲労感につながる。

肝臓では、アルコールを分解して体外へ排出する機能を持っているが、アルコールを体内で分解するときにはメチオニンが大量に消費される。

そんな中でメチオニンが不足してしまうと、血中コレステロールが増え、動脈硬化や抜け毛になりやすく、毒素や老廃物を取り除けなくなってしまう。

これらの結果、利尿能力低下が体内の老廃物の蓄積へとつながり、むくみも起こってしまうんだ。

ヒスタミンを抑制する効果

実はメチオニンには、アレルギーを引き起こすヒスタミンの血中濃度を下げる効果があるから、アレルギー持ちの人はしっかりと取り入れよう!

例えば花粉症!

こうした花粉症のアレルギー反応の引き金になっているのが「ヒスタミン」という成分が原因だと言われている。

メチオニンによってヒスタミンの血中濃度を抑えられるからアレルギーによるかゆみの軽減効果がある。

うつ病の改善効果

メチオニンは、うつ病を改善させる作用を持つセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなどといった神経伝達物質の材料となる。

記憶力の向上や、認知症の予防・改善といった脳内活性に効果があることから、脳にはとても良い作用をもたらしてくれる!

育毛の効果

メチオニンは、髪の毛の健康に加え、薄毛や男性型脱毛症、抜け毛対策に対して、重要視されているんだ。

髪の毛は、約18種類のアミノ酸が結合してつくられたケラチンタンパク質からできていて、メチオニンはその1%を占める。

含有量は少ないが、髪の毛の構成要素のひとつ。それが欠乏するとそもそも髪の毛が作れないくなってしまうから、髪の毛にとっては希少価値の高いアミノ酸となる!

肝臓強化に最適なメチオニンを取り入れるための食べ物

ここまでの説明で体内環境維持にはメチオニンがとても重要なことがわかっていただけたであろう。

では次からはどうすれば体に大切なメチオニンが取り入れられるのか、そのメチオニンの取り入れ方を教えていくぞ!

【メチオニンを取り入れるための食べ物】

  • クロマグロ:760mg / 100g
  • 鶏むね肉:640mg / 100g
  • 無調整豆乳:104mg / 200g(小ワンパック)

このようにメチオニンは、マグロや鶏むね肉から取り入れられる!

メチオニンを取り込むときの注意点

メチオニンを体外から取り入れるときは、注意が必要だ。

不足しがちだから一度に大量に摂取すると危険性が伴ってしまう!

以下の作用がおこってしまう可能性がある。

  • 悪心
  • 嘔吐
  • めまい
  • 低血圧
  • 興奮といった副作用

さらに、妊娠中・授乳中の安全性については確認されていないため、摂取は避けよう。

要は、なんでも「やりすぎ、飲みすぎ、食べすぎ」はよくないということだな!

まとめ

今回は、体内の肝臓強化で絶大な効果を発揮する大切なアミノ酸のひとつ、メチオニンについて教えてきたぞ!

<記事のまとめ>

  • アミノ酸は体つくりに必須
  • メチオニンは肝機能向上に効果的
  • だが、メチオニンの過剰摂取は要注意

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