アミノ酸

【非必須アミノ酸10種類】美容によくアンモニア調整効果をもつグルタミン酸とは

グルタミン酸とは

俺のメシハック!!!@ケンタだ!

 

読んでいるキミは、筋肉をつくるアミノ酸のことを知ってるか?

アミノ酸は体をつくる大切な素材。

それを知らないと筋肉やカラダをうまくつくり損ねているかもしれないぞ!

 

そこで今回は、美容によくアンモニア調整効果をもつグルタミン酸について教えていくぞ!

記事のまとめ

  • アミノ酸は体つくりに必須
  • アンモニアの解毒作用・利尿効果
  • 脳活性効果

美容によくアンモニア調整効果をもつグルタミン酸(Glu)とは

グルタミン酸(Glu)とは

グルタミン酸(Glu)とは、体内でつくることができる非必須アミノ酸のひとつで、体内で興奮系の神経伝達物質としてはたらくんだ。

さらに、グルタミン酸には脳機能活性効果やアンモニア解毒・利尿作用があって、筋肉や免疫力を強くしてくれるタンパク質構成をするはたらきをもつから、人の生命維持にとても大切な役割を担っているんだ!

グルタミン酸の構造式
図1. グルタミン酸の構造式

グルタミン酸の歴史

グルタミン酸は、1866年にドイツの化学者であるリットハウゼンによって、小麦のタンパク質であるグルテンの加水分解から発見された。

そして、1908年、東京帝国大学の教授であった池田菊苗は、グルタミン酸がうまみ物質であることを発見。

それまで考えられていた基本味である「甘味、塩味、酸味、苦味」の4つに加え、5番目の「うま味」が存在することを発表したんだ。

その後、研究が進み、グルタミン酸はナトリウムと結合していることで、水に溶けやすく、よりうま味を増すことがわかったんだ!

グルタミン酸の効果

グルタミン酸の主な働きは以下の通りだ。

【グルタミン酸の主な働き】

  • アンモニアの解毒作用・利尿効果
  • 脳活性効果
  • 脂肪蓄積抑制効果
  • 美肌効果
  • 血圧低下効果
グルタミン酸の効果
図2. グルタミン酸の主な効果

アンモニアの解毒作用・利尿効果

グルタミン酸は、脳の機能にダメージを与えるアンモニアとグルタミンを合成することでアンモニアを無毒化、尿排出を促す効果があるんだ。

タンパク質分解で発生してしまうアンモニアは、血液中に溶けて肝臓で無毒化、その後体外へ尿として排出されていく。

 

一方で、アンモニアが体内に蓄積されてしまうと、神経伝達物質のはたらきが阻害されて、最悪の場合は脳症などを引き起こしてしまうんだ。

さらにアンモニアはエネルギーを生産してくれるクエン酸回路が行われるミトコンドリアのはたらきも衰えさせてしまう。

 

グルタミン酸は、アンモニアを取り込みグルタミンに変換することでアンモニアを無害化、尿排出してくれるんだ!

脳活性効果

グルタミン酸は、興奮系の神経伝達物質としてはたらき、脳機能を活性化させるんだ。

だから認知用予防や記憶力、学習能力向上効果も見込める!

脂肪蓄積抑制効果

高脂肪の食事のみで飼育されたラット実験が行われたんだ。

そのラットがグルタミン酸を摂取することで、皮下また内臓での脂肪蓄積が抑制されることが明らかとなってから、グルタミン酸は脂肪の蓄積を抑制する効果が期待されている!

美肌効果

グルタミン酸は、肌の美しさにも作用するんだ!

人の皮膚内の角質層では、ウイルスや細菌などの異物から体を守り、肌のダメージを抑えている。

肌の潤いを保持する天然保湿成分(NMF)ではグルタミン酸をはじめとするアミノ酸は約40%を占めていることから美肌効果があるんだ。

血圧低下効果

グルタミン酸には血圧低下効果があることが最近の研究により解明された!

4ヵ国(日本、中国、アメリカ、イギリス)4680人を対象とした食事研究データの分析結果によると、摂取たんぱく質の総摂取量に占めるグルタミン酸の割合が4.72%増加すると、最大血圧が1.5~3.0mm、最小血圧1.0~1.6mm低下したことがわかったんだ。

この血圧低下で脳卒中による死亡率が6%、心疾患による死亡率が4%減少するといわれている。

美容によくアンモニア調整効果をもつグルタミン酸を取り入れるための食べ物

ここまでの説明で体内環境維持にはグルタミン酸がとても重要なことがわかっていただけたであろう。

では、次からはどうすれば体に大切なグルタミン酸が取り入れられるのか、そのグルタミン酸の取り入れ方を教えていくぞ!

【グルタミンを取り入れるための食べ物】

  • 海藻
  • 白菜
  • イワシ
  • トマト

このようにグルタミン酸は、普段食べるたくさんの食材から取り入れられる!

グルタミン酸の過剰摂取と欠乏症

グルタミン酸は、天然ものを過剰摂取すると、睡眠障害、神経症、幻覚が。

一方で、化学調味料のグルタミン酸ナトリウムの過剰摂取は、頭痛やのぼせ、手足のしびれが引き起こされてしまうんだ。

 

反対にグルタミン酸が不足すると、脳機能の低下、排尿阻害などが起こってしまう。

だから注意が必要なんだが、日本人の食生活ではグルタミン酸が身近な食材に多く含まれているから不足することはないそうだ!

まとめ

今回は、美容によくアンモニア調整効果をもつグルタミン酸について教えてきた!

記事のまとめ

  • アミノ酸は体つくりに必須
  • アンモニアの解毒作用・利尿効果
  • 脳活性効果

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